MEN'S MELROSEのブランドの歴史や立ち上げの経緯は?
1975年にメルローズ初のメンズライン「MELROSE FOR MEN(メルローズ フォーメン)」としてスタートし、 1978年「MEN'S MELROSE(メンズメルローズ)」としてブランドを正式に始動しました。 日本のファッションの価値観が大きく変わりDCブランドブームと言われた1980時代に、デザイナーズブランドとしてメンズのファッションシーンをけん引してきました。 その長い歴史のなかで一貫して変わらないのがトラッドマインド。 時代を超えて受け継がれてきた伝統や技術、普遍的な価値観をリスペクトしつつ、新しい要素やその時代の空気感を取り込みながら常に進化を続けブランドの世界観を構築してきました。
MEN'S MELROSEの変わらないアイデンティティは何ですか?
ブランドのスタイルを築き上げたデザイナーたちの手法やアプローチは時代とともに変わってきましたが、MEN'S MELROSEの根底には常にトラッドマインドが存在します。 時代の移り変わりに柔軟に対応しつつも、自分自身のスタイルを持ち、いつの時代も色褪せない価値を生み出してきました。 普遍的なトラディショナルを原点に現代のスパイスを効かせ、クオリティ、着心地、機能性にこだわり、 メンズの本質を追求したタイムレスで上質な大人の日常着を提案し続けます。
MEN'S MELROSEのアイテムへのこだわりは何ですか?
メンズアイテムを象徴する「ジャケット」と「シャツ」に、特に強いこだわりを持ってものづくりを行っています。 「ジャケット」は、パッドや毛芯といった副資材をあえて省き、軽い着心地に仕上げながらも、構築的なフォルムをしっかりと作り込んでいる点が特徴です。 袖のイセ込み、衿腰のクセ取り、ラペル返りのクセ取りなど、テーラードジャケットの製作工程で行われる細かな技術を丁寧に施し、“見えない部分”にまでこだわりを詰め込んでいます。 さらに、裏側の縫い代処理にも妥協せず、ふんだんに施されたAMFステッチがデザイン上のアクセントに。 軽快さと上品さを兼ね備えた、まさに “ドレス顔のカジュアルジャケット” と呼ぶにふさわしい仕上がりです。
また、「シャツ」に関しては、HITOYOSHI Wネームのドレス仕様・定番ワイドカラーシャツは、マシンメイドの最高峰を目指す熊本・HITOYOSHI工場の高い技術が詰め込まれたコンフォートシャツです。 淡水貝の白ボタンなど、付属にもこだわり、細部まで美しく仕上げています。 中でも、ドレスシャツでは珍しい“撚糸ジャージ素材”を使用したシリーズは、快適な着心地でありながら、見た目はドレスシャツという特徴を持つ一着。 他にはなかなか見られない、MEN’S MELROSE ならではの “ドレス顔のコンフォートシャツ” として高い人気を集めています。
HITOYOSHI Wネームの定番シャツ一覧は コチラ
2025年10月より、新ライン〈1978 MEN'S MELROSE〉がスタート
ブランド名は MEN'S MELROSE が誕生した1978年に由来しています。 MEN'S MELROSE の原点であるトラディショナルスタイルに立ち返りつつ、 80年代〜90年代初頭にかけてブランドを支えたアーカイブや時代の空気感を再解釈。 普遍的なデザインに現代の感性を加えた“ネオトラッド”をキーワードに、 新しい価値観を提案するラインです。 コレクションでは、Late 80’s〜Early 90’s のアーカイブをベースに、 当時のエッセンスを今のスタイルに合わせて再編集(Re-Edit)。 ブランドの伝統と技術を継承しながら原点回帰した世界観を、 有楽町マルイ店と MELROSE STORE を中心に展開しています。