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PROFILE
豊島 猛さん | スタイリスト
甲斐弘之氏に師事し、2009年に独立。
メンズファッション誌を始め、ブランドのルックブックや広告などのスタイリングを手掛けている。

スタイリストの豊島さんが着こなしてくれた「ダウンコート」は、ゆったりとしたシルエットと大きめのフードが特徴。ちょうど今年はコートの気分だったと話す豊島さんは、この「ダウンコート」のどんなところを気に入ったのでしょう。そして、スタイリングのポイントも教えてもらいました。
― 今年の秋冬のトレンドはどんなアイテムですか?

コーデュロイやキルティングをよく見かけるので、クラシックな傾向を感じています。トラディショナルなアイテムにデニムパンツを合わせているような、カントリーテイストのスタイルを現代的に解釈したニュアンスのコーディネートに注目しています。サイズ感はまだビッグシルエットの影響が残っていますが、アイテム自体はレトロな雰囲気が多いと思います。

― ビッグシルエットの人気は根強いのですね。

でも、この数年と比べると、タイトになってきていますよ。気の利いた洒落ているオーバーサイズというイメージです。パンツは徐々に細身が人気になっていて、フレアパンツやゆったりとしたストレートシルエットが今季はちょうどいいと思います。あと、デニムパンツも人気です。少し前までウォッシュドのブルーデニムが多かったけど、今季は色落ちしたブラック系がおすすめです。

― 最近気になっているものは?

アクセサリーです。シルバーの喜平チェーンのブレスレットや、ゴールドの細いネックレスが気になっています。最近あまり付けていなくて、付けるとしたら時計ばかりでしたが、久しぶりにアクセサリーを買っています。
― 今回はダウンコートを着ていただきました。

こういったキルティングのコートはナイロン素材が多いですけど、リモンタ社のこの素材は、ソフトで天然ライクなところがいいですね。あと、フードが付いているのもお気に入りです。

ー 大きめのフードがアクセントになっていますね。
キルティングもデザインとして効いています。


キルティングは、いい意味で主張が強すぎないから合わせやすいです。この厚みからは想像できない保温性で暖かいし、軽くて動きやすい。
― レイヤードして、コーディネートを楽しみやすい厚みだと思います。

中にデニムジャケットを着てみてもいいかもしれません。なんならダウンコートの上に別のアイテムを重ねてもおもしろいと思います。幅広く使える1着ですね。

― 今日はシャツとデニムパンツに合わせていただきました。

キルティングのコートにはコンサバなイメージを持っているから、あえて外すためにデニムパンツとスニーカーを選んで、少し大人っぽくするためにシャツを合わせています。スラックスで合わせるのもカッコいいけど、それじゃトラッドすぎる気がして。今の気分だったらデニムがちょうどいいと思います。
― ブラックでまとめていますね。

トーンはダウンコートに合わせたかったので、シャツ以外は素材が異なるブラック系のアイテムをセレクトして、素材感で遊んでみました。

― 普段、アウターを選ぶ際のポイントは?

丈感を気にします。この数年、ショートブルゾンばかりだったから、そろそろコートを着たいと思っていました。このダウンコートは膝下くらいの長さでコーディネートしやすくて、歩きやすいようにサイドスリットが入っているところも気が利いていますね。
「ダウンコート」
イタリアのリモンタ社がプロデュースする素材を採用し、上品で洗練された印象に。表地と同色系のコーデュロイをパイピングにあしらい、その絶妙なコントラストがアクセントとして活躍する。インナー次第で冬まで着回せて、インナーコートとしても着用できる。ウォッシャブル対応で、手洗いも可能。
¥24,200
カラー:チャコールグレー・ライトグレー・ネイビー