TIARA25周年を記念した特別連載
”What Matters,Then and Always.”
ブランドに関わってくださっている
多彩なゲストをお招きし
ご自身のものづくりへの想いや
大切にしていることなどについて伺い
それぞれの視点から映し出される
TIARAの新たな魅力をお届けします。
第5回のゲストは
「Bilitis dix-sept ans(ビリティス-ディデッサン)」の
瀬下 裕子さんと星 丈二さん。
Bilitis dix-sept ansの素敵な洋服は
どのようなインスピレーションから生まれているのかなど
ここでしか聞けないストーリーをお届けします。

Q.1. TIARAに込められた
「長く受け継いでいくもの、長く大切にするもの」
という意味にちなんで、
ビリティスが長く大切にしていることや想いを教えてください。
ヨーロッパの王侯貴族が権力の象徴として、またその華麗な装飾性の優雅さに故に
寵愛していた高度な職人による手工芸の「アンティークレース」。
また貴族の女性達が着用していたコットンのChemiseなどの宵の装いの手刺繍や手縫いの丁寧な作り。
親から子へと大事に受け継がれる伝統があったようです。
現代においても丁寧に保存されているそれらを目にする度に物作りの原点と言うか、
職人を含めた本物を愛する人々の心に感動してしまいます。
私たち「ビリティス」はその世界に魅せられてレース使いのキャミソールやブラウスを創り始めたのがブランドの出発になります。
細かいピンタックや繊細なフランスのリバーレース。
パターンナーとともに何度も繰り返すサンプル作りによるシルエットの完成度。
また可能な限りロックミシンなどを使わず織り伏せ縫い仕様にするなど洗濯時における耐久性などにも
留意して長く愛好していただけるような物作りを心がけています。
トレンドの変化や時代の流れ、表面的には色々移り変わりがありますが、本物の持つ温もりや夢、
それに永遠を共有出来たらとても嬉しいです。

Q.2 .ビリティスの出発点となった
アイコニック・ピースとそれにまつわるインスピレーション
の源や背景についてぜひお聞かせください。
コットンローンとリバーレースによりアンティークのイメージでデザインしたキャミソールやブラウス。
これらは①や③を心に秘めて、心にこめて創りだしたブランド出発となる製品達です。
またチュチュスカートは特に意図して作った物ではなく、日頃から愛好して観に行っていたバレエ公演。
オーケストラによるクラシック音楽と鍛錬を積んだバレリーナ達の織りなす世界観。
それを日常のファッションで表現出来ないかなと思い始めて、
バレエ衣装の作りを研究して1型から試行錯誤して作ったアイテムです。
独特のフンワリ感や色を探求してオリジナルでのチュール作りが大変でしたが
素敵なチュチュをたくさん作ることが出来ました。

Q.3.ビリティスには欠かせない繊細なレースやリボンといった
ディテールの持つ魅力について
紐解いてもらえますか。
18世紀の産業革命の機械化によりMr.John Leavers氏がアンティーク・レースを
身近な存在として私達に与えてくれた「リバーレース」。
フランスのレース工場を訪れる度に、ヨーロッパの様々な手工芸の歴史、
その中でもレース産業の脈々と受け継がれている世界と歴史には畏敬の念を持たざるを得ません。
もちろん日本にも繊細なエンブロイダリーレースやトーションレース、
糸の細いハイボビンレース、それにケミカルレースなど沢山の素敵なレースは存在しています。
リボンに至っては多分日本が世界一の品質と種類を有しているのではないかと思います。
甘くなりやすい素材だとは思いますがあえて
「ビリティス」はレースやリボンを表現の源泉としてデザインに取り入れています。
その取り入れ方にも独特の感覚があるのは感じ取って欲しい部分です。

Q.4.今回別注いただいたチュールスカートについて、
デザインのポイントや魅力をお聞かせください。
TIARA別注の「グラデーション・チュチュ」
ティアラ25周年企画として制作をご依頼いただいたこのチュチュスカートは
贅沢に4段重ねのチュール仕様になっています。
黒系とネイビー系の二色展開。
それぞれ色目をグラデーションで4段階の濃さにしたチュールを
使って独特な透明感と不思議な印象を与えています。。
段差は3cm程度にしてより色目の変化を感じ取れるような作りにしました。
裏地(本体)はコットンローン。
着用感も自然で快適です。着丈は結構長めなので上品でシックな感じで、
またウエストはゴムなので胸まで上げてベアトップドレスの様に着てみたりと、
いろいろな着こなしをお楽しみいただけると思います。唯一無二のチュチュスカートです。
Q.5.最後に、25周年を迎えたTIARAへメッセージをお願いします。
TIARA 25周年本当におめでとうございます!!
この素敵なブランドを25年も続けていらっしゃる事にはとても驚き、
憧れ、そして尊敬をしています。
しかもどんなに世の中が変化しようが根底に流れるテイストを変えずに、
でも時代性を大事にして世界観を維持、表現しているTIARAには
「ビリティス」も同じ心を感じます。
優しさ、愛、永遠、美しい事はとても大事だと思うのでこれからも
素敵な世界を創り続けてください!!